★ステアリングシャフトの傾斜角度
トレールとは、フロントフォークと平行のステムから地面に向けて直線を引いたラインと「フロントアクスル幅」の数値のことです。
車軸からの垂直ラインとの距離を数値化しバイクの性能の指標として表示されます。
「ステアリングシャフトの傾斜角度」を示すキャスター角とトレール量は比例する関係にあり、トレールが大きくなるとキャスター角の角度も広くなります。
※Point!トレールはバイクの性能を示す指標のひとつ
バイクの概要を解説する書類などに記載されているトレールは全てミリ単位での記載です。
スーパースポーツタイプの場合、トレールの目安は100mm以下が多く、ネイキッドでは95mm〜110mm程度のトレールが多くなります。
尚、重量系のクルーザータイプでは110mm以下はほとんど見られません。
キャスター角が減ると必然的にトレール量が低下する為、タイヤの接地面積が減少し「ハンドルの操舵性」が高くなります。
しかし、接地面の減少は相反してバイクの車体、及び走行の安定性が低下することにも繋がることを覚えておきましょう。
※Point!トレール量は操舵性と安定性に関与する数値